『魔人探偵脳噛ネウロ』は本当に面白いし、作者松田優正さんは天才だと思う。
先日、魔人探偵脳噛ネウロを一気読みしました。
学生時代途中まで単行本買って読んでたんですが、途中でとまってたので、ツタヤで一巻から借りました。
それはもう、、、最高でした!!
個性的なキャラ、終わり方、全体のバランスが本当に秀逸です。
《あらすじ》
謎を食べる魔人脳噛ネウロ。ネウロは魔界の謎を喰らい尽くしてしまい、己の腹を満たすことのできる究極の謎を求めて、人間界にやってくる。
人間界で出会った女子高生桂木弥子の父親の死の真相をネウロが解き、弥子はネウロの隠れ蓑として探偵をやらされ、謎を探すことになる。
作者の松井優正先生は、ネウロは「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」だと1巻のコメントでおっしゃっていました。
たしかに娯楽性はすごく高いけど、個人的には単純とは感じないかなぁ。
もちろんシンプルに楽しめる作品だけど、犯罪や謎を通して人間臭さってこういうもんかなぁとか考えさせられるし、松井先生は頭良さそう!って尊敬してしまう作品だと思います。
《キャラクターみんな好き》
ネウロや弥子をはじめ、周りのキャラクターがとにかく魅力的です。
ネウロはいつもはどちらかというと変可愛いんですが、推理してる時や戦闘シーン、弥子ちゃんにめずらしく優しい言葉をかけてる時とかついかっこよく見えてしまいます。
大食いの弥子ちゃんも可愛し、2人の周りにいる、低血圧な刑事の笹塚さんや高血圧な吾代さん、髪の毛だけで動くあかねちゃんとか、、。
個人的に好きなのは、自分の中身を探し続けている怪盗X(サイ)ですかね。
人の中身を見た後キューブ状にする残虐性と誰にでもなれる所、ふと見せる少年のような可愛さがなんともいえない。あんな生物現実にいなそうだけど、どこか人間ぽいんです。
みんな人間臭い欠点はあるんだけど(ネウロは魔人だけど)、推移力だったり、他人の気持ちを察することができたり、困ってる人をほっとけなかったり、みんな違った魅力があるんです。
こういう人いるよな笑。って感じで、ニヤリしながら読み進めてました。
あかねちゃん、現実にいたら怖いですけど笑。
《終わり方が最高》
魔人探偵脳噛ネウロは全23巻で完結しています。
23巻のあとがきで作者松井優正さんは、「最重要課題に考えたのは、『商品として成立した作品を送り出したい』、終わりを意識して書いた」とおっしゃっていました。
1巻、2巻、3巻、7巻、10巻、20巻と連載終了に至るまでのあらゆるパターンを考え、あらかじめいくつものプランを練っていたそうです。
天才か!!
作者の松井先生って小説も書けそうですよね、、。
ネウロの次作である暗殺教室も終わりに向かって進むストーリーが魅力的だった気がしますし、入念に話を練ってから、筆を取る方なんですかね。
ジャンプの編集部でも、「あれほど綺麗に終わらせられた作品も珍しい」と評価されたらしいです。
アニメ化にもなっているので、今度見よう!
というか漫画読んだ時急いでみたので、また見直したいです。
魔人探偵脳噛ネウロ モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 松井優征
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